DEC(ディジタル・イクイップメント・コーポレーション)が発売していた有名な16ビットミニコン「PDP-11」があるのだが、海外の原発では未だ稼働しているらしい。
【マイナビニュース】原発で稼働するミニコン「PDP-11」、2050年まで運用予定
PDP-11と聞いて懐かしさを覚えるエンジニアも多いだろう。PDP-11は1970年代から80年代にかけて活躍した16ビットのミニコンピュータ。UNIXの黎明期に存在したコンピュータで、UNIXを学んだエンジニアであれば、実物は見たことがなくても、その名前はどこかで読んだことがあるだろう。PDP-11は多くのエンジニアに活用され、現在のコンピュータやオペレーティングシステムに影響を与えている。
このPDP-11が、今でも現役で動いており、さらに2050年まで稼働し続ける計画になっていると言われると、さすがに耳を疑ってしまうが、どうやら事実らしい。The Registerに掲載された記事「Nuke plants to rely on PDP-11 code UNTIL 2050!」によれば、GEの原子力発電所ではPDP-11が今でも発電所内のロボットの制御に活用されており、さらに向こう37年間、2050年までは使われ続ける予定になっているという。
(以下略)
こちらの記事によると、カナダの原発らしい。
【The Register】Nuke plants to rely on PDP-11 code UNTIL 2050!
PDP-11が人気機種だったとは言え、コンピュータが故障したときの保守用部品は2050年まであるのかと。
ハードウェア以外にもソフトウェア的に保守できる人材が2050年までいるのかと。
ちなみにDECは後にPCで有名だったコンパックに買収され、そのコンパックもヒューレット・パッカード(HP)に買収されている。
■関連リンク
・【Wikipedia】PDP-11
・【Wikipedia】ディジタル・イクイップメント・コーポレーション
続きを読む