知る人は知る話だが、ここはかつて「ブルーノート福岡」だった店である。
日本国内に「ブルーノート」の店舗が沢山あった頃、ミュージシャンがブルーノートの東京、名古屋、大阪、福岡各店を縦断ツアーしたこともあった。
【ビルボードライブ福岡】インフォメーション
お客様 各位
平素は「ビルボードライブ福岡」をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。さて、弊社は、平成19年夏に東京・大阪・福岡にビルボードライブを開業いたしました。皆様の多大なご支持のお陰様を持ちまして、東京と大阪の店舗においては好調に業績を伸ばしておりますが、福岡クラブにおきましては、想定以上に長引く景気の低迷に加え、昨年後半から発生した新たな経済危機、さらには福岡の音楽興行マーケットの縮小もあって、来場者数が思うように伸びず、福岡においていささかでも音楽文化の発展に寄与したいという弊社の所期の目的を達成することが困難になってまいりました。
弊社といたしましても、これまで音楽ファンの嗜好の変化に合わせ、ビルボードブランドのもと、ジャズだけにこだわることなく、最近流行の新しいジャンルの音楽を国内外の一流アーティストで演奏し、また、飲食等のサービスも最高水準のものを目指してまいりました。
しかしながら、まことに残念ではございますが、来たる平成21年8月2日をもって「ビルボードライブ福岡」の営業を終了させていただくことになりました。
(以下略)
現状は以下のとおりだそうで。
【西日本新聞】ビルボードライブ福岡閉店へ
(略)
ビルボード福岡の店舗には、1990年に岩田屋(福岡市)がジャズクラブ「ブルーノートフクオカ」を開店。2000年には経営主体が阪神グループに移り、米国の音楽誌「ビルボード」ブランドの国内使用権を取得した同社が、07年9月に現在の店名でオープンした。約20年間、海外アーティストによるジャズ音楽などを発信する福岡の代表的拠点だった。
しかし、ここ数年で音楽興行市場が縮小。特に「洋楽離れ」は激しく、「海外アーティストの知名度では、客を集められなくなった」(ビルボード福岡関係者)という。長引く景気低迷や昨年秋からの経済危機も影響。08年度の入場者は目標に1万人足りない年間約5万人で、売上高も約5億円にとどまり、約1億円の赤字に陥っていた。
(以下略)
少なくとも東京方面にはビルボードやブルーノートの様な店が何軒もあるのだが、福岡はこういうスタイルは受け入れられないのだろうか。
客が店へ行く動機として「その店が好きだからどんなミュージシャンでも構わない」と言う人よりも、「そのミュージシャンが好きだから店へ行く」人が多いと思うのだが、単純に音楽を聴く人が少なくなってしまったのか。
■関連記事
・福岡ブルーノート閉店 (2005年06月01日)
・阪神電鉄子会社が米ビルボードと提携 (2006年09月16日)
■関連リンク
・【産経新聞】「ビルボードライブ福岡」閉店へ 大物アーティストも公演
・【朝日新聞】ビルボードライブ福岡、8月に閉店へ 来場者伸びず








