私はマミヤ製品は使ったことはないのだが、有名ブランドが消えるのは、やはり驚きである。
【朝日新聞】老舗のマミヤ、カメラ事業を売却
中判カメラ国内首位のマミヤ・オーピー(本社・さいたま市、東証2部)は21日、カメラを中心とする光学機器事業から撤退し、9月に光学機器メーカーのコスモ・デジタル・イメージング(同・東京都千代田区)に対し、子会社マミヤも含めて計1億円で売却すると発表した。
マミヤ・オーピーは、釣り具会社のオリムピックが92年、1940(昭和15)年創業の老舗(しにせ)カメラメーカーのマミヤ光機を吸収して誕生。00年に釣り具から撤退し、電子機器事業を主力としていたが、光学機器事業はデジタルカメラ人気に押されて低迷していた。
今回のリストラに伴う損失で94億円の債務超過に陥るといい、主力銀行の三菱UFJ信託銀行に債権放棄を、新しいスポンサー候補には増資引き受けを要請している。
(以下略)
マミヤも645フォーマットのCCDを搭載した中判デジタル一眼レフカメラ「Mamiya ZD」を2005年12月に発売した。私もカメラ関連の展示会で見た記憶があるのだが、思うように売れなかったらしい。
機材が非常に高価であったり、645のデジカメを投入しなければならない状況の客が少なかったためでだろうか。ひょっとして、645ユーザーは、当面銀塩カメラで足りているのか…。フィルムをデジタルデータ化するのであれば、フィルムスキャナーがあるし。
Mamiya ZDの値段は幾らだったか忘れたが、物が物だけに結構な金額であったと思ったが。
さらに私が今回のニュースで驚いたのは、オリムピックが2000年の時点で釣り具事業から撤退していたことである。
私は釣りはしないが、オリムピックの名前はよく知っている。もう無かったとは、今回初めて知ったのである。
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