【日本経済新聞】ICカード免許証、東京など5都県で交付始まる
偽造や変造を防ぐため個人情報を記録したICチップが埋め込まれた新しい運転免許証の交付が4日、東京、埼玉、兵庫など5都県で始まった。
ICカード免許証は、偽造免許証で銀行口座が開設され、振り込め詐欺などの犯罪に悪用されるケースが多発したことなどから導入された。ICチップには名前や顔写真、本籍地などが記録される。券面の記載事項とチップ内のデータを銀行窓口などに置く読み取り装置で照合することで免許証の真偽が分かるという。
この確認には暗証番号が必要で、免許証交付の申請者は専用の端末で4ケタの暗証番号2組を入力する。
(以下略)
で、ちょっとネットで検索してみたら、警視庁の「運転免許証関係手続き ICカード免許証」に載っていた。
免許証の縦横の大きさはこれまでと同じだが、厚さが0.5mmから0.76mmに変わった。
4桁の暗証番号を2組考えなければならないのだが、
暗証番号「1」入力
→ICチップに記録された氏名、生年月日、免許証交付年月日、有効期間、免許の種類、免許証番号が確認できる。
暗証番号「1」と「2」入力
→暗証番号「1」で公開する内容に、本籍、顔写真を加えて確認できる。
という仕組らしい。
だが、暗証番号を8桁分を覚えろと言われても、対応できない人は必ず出る。大体、銀行のキャッシュカードの暗証番号を記憶することだって怪しい人もいるわけだし。
そもそも、銀行カードの暗証番号に、自分の生年月日を使うなと言われ続けているのに、未だそれを守れていない人がいる。多分、免許証の暗証番号だって、生年月日をまるまる使う人(暗証番号1が生まれた年、暗証番号2が生まれた月日)がいるかもしれないし、携帯電話の電話番号末尾8桁をそのまま暗証番号に使う人がいるかもしれない。
そして、ICチップが入ったため、交付手数料が450円値上げになってしまったところがさらに気になる。何故にそんなに値上げするのか、わけがわからない。