【CNN】インドネシア漁師、生きた化石「シーラカンス」を釣る
ジャカルタ──インドネシア東部スラウェシ島の北部で19日、地元の漁師が生きた化石として知られる「シーラカンス」を釣り上げた。この情報を得た地元の大学の研究者が21日、明らかにした。
調査によると、漁師が釣り上げたシーラカンスは、体調131センチ、体重51キロ。魚種が豊富でダイビング・スポットとしても知られる、北スラウェシ州のブナケン国立公園近くの沖合で釣り上げたという。
この漁師は、シーラカンスを釣り上げた後、よく知らない魚として自宅に持ち帰っていた。しかし、近隣住民から「とても珍しい魚だ」と指摘され、海に逃げ出さないように囲った入り江の浅瀬に戻したという。
シーラカンスは、漁師の自宅に水から上がった状態で約1時間さらされ、海水に戻されてから約17時間後に死んだ。
これを知った研究者らは、「深海に生息するシーラカンスは、海水から引き上げなくとも、普通であれば2─3時間で死んでしまう。こんなに長時間、生き延びていたのは非常に興味深い」として、死んだシーラカンスの個体を詳しく調べる予定。
(以下略)
シーラカンスは基本的に深海魚なので、急に海上へ引き上げられてしまうと、すぐに死んでしまう。17時間生きていたというのは、確かに意外である。
小さい頃に読んだ書籍には、海中を泳ぐシーラカンスの白黒写真が載っていたが、今やシーラカンスの動画映像まで撮れてしまっている。
(これについてはアクアマリンふくしまの「プレスリリース」2006/05/24、2006/05/30、2006/05/31、2006/06/01、2006/06/06、2006/06/22の項を参照)
私はシーラカンスの模型を見たことはある。愛知万博(愛・地球博)の南アフリカ館(だったと思う)に実物大とおぼしきサイズで展示してあったのだった。その時の写真がこれ。

# まさか、ここで役に立つとは…。
■関連リンク
・【スポーツ報知】シーラカンスを漁師が捕獲、17時間生存…インドネシア
・【Wikipedia】シーラカンス