この商品は、PDAや携帯電話が電池切れした時の補助電源に使おうという物で、中に単三電池4本を入れて使用します。
私はPowerBankも持っているのですが、本体から伸びているケーブルが断線につき修理中だったため、試しに使ってみました。
USBバッテリーパックをZaurusで使用するためには、両端がUSBコネクタ←→Zaurus用電源コネクタになっている電源ケーブルが別途必要です。私は若松通商 PS/PLAZAでDC-4017という型番のケーブルを買いました。
店によっては巻き取り型の電源ケーブルが売られており、携帯性を考えたら、そちらの方が便利でしょう。
USBバッテリーパックを実際に使用するにあたり、電池蓋を開けようとしました。が、なかなか開かない。見た感じスライド式になっているはずなのに動く気配すらしない。かなりの力を掛けて強引にスライドさせたら、「バキッ」という大きな音と共に開きました。
蓋の爪には白い筋が入ってしまうし、なんだこりゃと思いながらもUSBバッテリーパックの中を覗いたら、電池ボックスが入っていました。しかし、その固定の仕方は間違っており、一度蓋を閉めると次はなかなか開かなくなってしまうと…。私が引き当てた品物はハズレだったようです。
その後、内部の電池ボックスを正しく固定したら、蓋は大きな荷重を掛ける事なく開けられました。
ついでに電池がどの程度持つものなのかテストしてみました。
テストの手順は、こんな感じ。
1. Zaurusの本体内電池を一旦全部使い切る。
2. USBバッテリーパックをZaurusに接続。
3. Zaurusに無線LANカードを装着。
4. Zaurusの電源をON。
5. 無線LANカードでネットに接続し、電源がなくなるまでひたすら使い続ける。
6. 以上のテストを2種類の電池で繰り返す。
使用した機材は以下のとおり。
・Zaurus本体はSL-C3000
・無線LANカードはWLI2-CF-S11(バッファロー)
・単三電池は以下の2種類を使用
(1) ダイソーで購入したアルカリ電池×4
(2) 三洋ニッケル水素電池2500mAh×4
電池ごとによる時間経過とその状況は以下のとおり。
(1) | (2) | |
0:00 | 0:00 | 開始 |
0:20 | 0:30 | オレンジ色の電源ランプが時折消灯 |
0:25 | 1:00 | 電源ランプが頻繁に点滅を繰り返す |
0:35 | 1:50 | 画面中のバッテリインジケータが一瞬青色に変化 |
0:55 | 2:50 | バッテリインジケータが頻繁に青色に変化 |
1:15 | 3:10 | 電源ランプがほぼ常時消灯 |
2:55 | 4:00 | ACアダプタ接続のダイアログ表示 |
使用する電池のヘタレ具合とか、マイクロドライブに対するアクセスの程度によって動作時間は変わると思います。
なお、USBバッテリーパックからの供給電圧が低下してくると、「battchrgon」というプロセスがZaurusのCPU資源を大きく占有します。そのため、その間はZaurusの動作が重くなります。
USBバッテリーパックは、緊急用として使うなら、それなりに役に立つかと思います。ただ、PowerBankを持っているんだったら、そちらの方を素直に使った方がいいかもしれません。