にほんブログ村 ポータルブログへ 人気blogランキング
    Blogtimes

    2007年06月19日

    社会保険庁の「漢字カナ変換辞書」で混乱

    このところ話題になっている社会保険庁の年金問題。宙に浮いた約5000万件の年金記録が問題になっているが、その原因の一つがどうも当時の電算化にも問題があった模様。

    【産経新聞】年金氏名 自動読み仮名ソフト導入 入力ミス誘発、システム欠陥
     社会保険庁が昭和54年に年金記録の氏名のカタカナ管理を導入した際に、漢字の一般的な読み方をカタカナに変換する「漢字カナ変換辞書」と呼ばれるソフトを開発、使用し、勝手な読み仮名をコンピューターに入力していたことが16日、同庁の資料から分かった。氏名の正しい読み仮名を本人に確認することもせず、読み間違いを前提としたシステムを導入していたわけで、新たな批判を招きそうだ。

     年金記録は、32年からそれまでの手書き台帳での管理と並行し、データをパンチカードに入力する機械処理を導入。37年からは磁気テープへの収録を進めた。32年当時は文字をそのまま入力することができなかったため、氏名は「島=3800」「崎=3451」「藤=7854」「村=8618」といった具合に、漢字1文字ごとに4けたの数字に変換され、パンチカードに入力された。53年までに約5400万件の氏名が数字記号化された。

     その後、社保庁は54年になり、氏名をコンピューターにカタカナで入力する方式に変更した。ところが、数字記号化されたデータは読み仮名が分からなかったため「漢字カナ変換辞書」を開発。このソフトによって変換された勝手な読み仮名をそのまま、本人に確認することもせずコンピューターに入力した。

     この結果、例えば「島崎藤村」(シマザキトウソン)は「シマサキフジムラ」、「裕子」(ヒロコ)が「ユウコ」、「秀一」(シュウイチ)が「ヒデカズ」に変換されるなど、誤った読み仮名が多数入力された可能性がある。

    (以下略)

    昭和54年といえば1979年である。当時のコンピュータ事情は、漢字の取り扱いが非常に面倒であった。
    家庭用PCで漢字が満足に使用できる状況になってきたのは、1980年代前半あたりから。
    当初は「漢字が使えるパソコン」と謳っていても「かな漢字変換システム」なんていうものはないため、マニュアル片手に、1文字につき4桁の漢字コードをいちいち入力していた。
    (当時のPCのマニュアルには、漢字コード表も載っていた)

    さて、社会保険庁の「漢字カナ変換辞書」とやらも、導入そのものは悪くはない。ただ、入力した読み仮名が正しいかどうかを確認せずに放置したのが大問題である。
    これでまた年金の名寄せ処理の手間が増えてしまう。どうせ、カナ入力する前の台帳なんて捨ててしまったんだろう。





    posted by fullmoon-pon at 06:28 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | はてなブックマーク - 社会保険庁の「漢字カナ変換辞書」で混乱
    にほんブログ村 ポータルブログへ 人気blogランキング
    この記事へのコメント
    コメントを書く
    お名前: [必須入力]

    メールアドレス:

    ホームページアドレス:

    コメント: [必須入力]


    この記事へのトラックバック