発車前の関西線普通電車の屋根に猫がいた。そのまま発車すると、架線に接触して感電事故を起こす可能性があるため、猫を追い払うまで列車の発車ができなかった。
ただ、朝日新聞の記事と読売新聞の記事の内容が微妙に違う。
【朝日新聞】電車の屋根の上にネコ、1万4千人に影響 JR難波駅
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普通電車(6両編成)の屋根の上で、黒いネコがうずくまっているのを車掌が見つけた。係員1人が屋根に上り、約1時間後に捕獲した。この作業によって3本が運休したほか、上下15本が最大8分遅れ、通勤・通学客など約1万4千人に影響した。
JR西日本によると、ネコが居座っていたのは最後尾の車両の屋根。体長40センチ程度の野良猫とみられる。架線には高圧電流が流れており、このまま運行すると危険なことから、当初は、係員らが声を出すなどして追い払おうとしたが、一向に動かなかったため、屋根に上って捕獲。ホームまで下ろしたところで、どこかへ逃げ去ったという。
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【読売新聞】電車の屋根にネコ、架線接触恐れ発車見合わせ…JR難波駅
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普通電車(6両)の屋根にネコがいるのを車掌が発見。「走行中に架線に接触すれば事故になる恐れがある」として発車を見合わせた。
架線には1500ボルトの高圧電流が流れていて危険なため、追い払えず、約1時間後、駆け付けた検査・修繕担当社員が屋根に上って捕獲しようとしたが、ネコは逃げた。この騒ぎの影響で上下3本が運休、15本が最大8分遅れ、約1万4000人に影響した。
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どちらが正確なのかは分からないが、いずれにせよ、電車3本が運休し、1万4千人に影響が出たのは間違いないらしい。
屋根の上にいた猫が動かなかったということは、足がすくんでいたのか?
それにしても電車を1時間止めてしまうとは…。猫を追い払う妙案が他になかったのか。