【東京新聞】腕相撲ゲーム機で骨折3件 アトラスが自主回収へ
ゲーム機開発・製造のアトラス(東京都新宿区)は21日、同社がゲームセンター向けに販売した腕相撲ゲーム機で、遊んでいた利用者が腕を骨折する事故が3件起きたと発表した。同社は発売済みの155台を自主回収し、不具合の有無などを早急に調べる。
事故が起きたのは「腕魂」という名称のゲーム機で、利用者が腕の形をしたゲーム機と向き合って腕相撲をするタイプ。
(以下略)
こういう作り物の腕を相手に腕相撲をするゲームは、前々からあったし、問題になったこともある。
20年以上前の話だが、その手の腕相撲ゲームで骨折者が相次いだいう新聞記事が社会面に出たことがある。目撃者の話として「バキッという音がしたので、ゲーム機が壊れたのかと思ったら、人の腕が折れていた」みたいな感じで書いてあったような気がする。
ただ、そのゲーム機が回収になったのかどうかまでは、書いてはいなかったと思う。
実は私もその当時、友人と一緒にゲームセンターで腕相撲ゲームをやったことがある。自分が使った機種が問題の物と同一かどうかは不明だが、新聞で骨折者のことが載っていた時には、ちょっと驚いた記憶がある。
ちなみに最強レベルの「横綱」だと、両腕を使って対戦してもまったく歯が立たなかったのであった。
こちらはアトラス社からのお詫び。
製品の自主回収に関するお知らせ [PDF]
人間が限界を超えそうなレベルまで力を出せば、自分の筋肉を痛めるなり骨を折るなりすることはあるだろう。かと言って、ゲーム機の力のレベルを落としてしまうと勝利者続出で、それはそれでゲームとしてはつまらなくなってしまう。そのあたりの力加減が難しいところではある。
■関連リンク
・【日本経済新聞】アトラス、腕相撲ゲーム機を自主回収・骨折事故などで
・【朝日新聞】腕相撲ゲーム機「腕魂」で骨折 メーカーが自主回収
・【読売新聞】腕相撲ゲーム機で3人が骨折、全155台を自主回収へ
・【産経新聞】腕相撲ゲーム機で骨折3件 アトラスが自主回収へ