2008年のF1日本グランプリは、富士スピードウェイで10月10日から3日間開催になるのだが、その概要が2月20日に発表になった。
昨年の日本GPはグタグタ加減も甚だしいくらい混乱していた。
その反省を踏まえ、
・シャトルバスを会場内や周辺に止め、客がバスに乗車して待機させる「留め置き方式」に変える。
・確保するバスを1200台から1650台に増やす。
・場内のバスルートや駐車場を改良し、照明設備や放送用スピーカーも充実させる。
・スタッフを2000人増の5000人で観客に対応する。
・決勝は14万人が来場したが、今年はホスピタリティー上の問題で、B席、G席、J席を廃止し11万人にする。
等、色々と改善するつもりらしい。
F1日本グランプリ公式サイトの「2008年 F1日本GPに向けて」のページのURLが
http://www.fujispeedway.jp/kaizen/
と「カイゼン(kaizen)」になっているところがトヨタらしい。
昨年の復路では、バスがサーキット内に滞留しすぎたせいか、サーキットの外に出たら、意外とすんなりバスが進んで行った。
今年はバスの台数を増やし、客を次々バスに乗せて待たせたところでも、サーキットから駅へ帰る時間は相変わらず長くなることが考えられる。
それは、サーキット外の道路インフラは改善が期待できないから。サーキット内の車さばきが良くなると、今度はサーキット外が渋滞になる可能性が大である。
今年の決勝レース入場者数は3万人減の11万人にするという。
人を減らすのは賢明な判断である。ただ、3万人減でもまだ足りないような気がする。これでもまだ混乱するような気がしてならない。
昨年、私が座った席はJ席だったのだが、ここはリストラ対象になってしまった。
単純にコース上の車を見たり、写真を撮ったりするには、非常に良い席なのだが、レース状況を映すための大型ディスプレイを置くスペースがない。そのため、J席はリストラされてしまったのかもしれない。
果たしてチケット争奪戦はどうなるのか? 昨年行ったが懲りてしまい、今年はもう行かないという人が3万人ほどいれば、大した競争率にはならないはず(w
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・【デイリースポーツ】F1日本GP開催概要発表
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・【TopNews★レース速報】F1 : 富士スピードウェイ、日本GP概要発表会を開く
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2008年02月21日
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